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CROSS B PLUS NEWS

注目の青葉通駅前エリア 未来のまちを共に考える
Published : 2022年6月7日
多くの参加者が集まったクロスBプラス

青葉通と仙台のまちについて考えるイベント「MACHITO SENDAI」(仙台市主催)が5月21日、クロスBプラスで開かれました。緑豊かな景観と歩行空間の創出する「青葉通まちづくりビジョン」の提言など、青葉通駅前エリアが注目される中、仙台市で活躍する5人をゲストに迎え、トークとワークショップを開催しました。

藤崎の石澤洋子さんは、30代の若手社員3名からなる「未来創造ラボ」の一人として、長期視点での新しい地方百貨店のビジネスモデルの検討について発表。

PLANNING LABORATORY渡辺沙百理さんは食品ロス削減や量り売りマルシェ、tsugiプロジェクト、 いしのまき循環生活アパートメントなどを手がけています。100年後も「杜の都仙台」と呼ばれる本当に美しいまちを残すためにどんなことができるか参加者と共に考えました。

ファシリテーター・ブランドデザイナーの奥口文結さんは仙台の「好き」や「気になる」についてトークし、仙台のリアルを掘り下げました。

プロダクトデザイナーの小松大知さん、建築家の貝沼泉実さんが行ったのは、詩人・谷川俊太郎さんの詩「コップヘの不可能な接近」を紹介し、「青葉通」という単語を使わず青葉通を表現する「言わずして、語る」ワークショップ。参加者からは「上から見ると緑のじゅうたん、下から見ると緑の屋根」や「城につながる歴史の匂いがする場所」「古そうで実は新しい」などさまざまな表現が生まれました。

参加者には10年後の青葉通を絵で表現する課題が与えられ、「多様性が集まる場所」「グリーンスローモビリティ」「人のための道」「今あるものを活かす」といったさまざまなアイデアが出ました。小松さんは街づくりに正解はなくそれぞれの見え方があるとし、考えること自体の重要性を強調しました。

ゲストと参加者が活発にコミュニケーションし、会場全体で仙台について思いを巡らした一日。ゲストの取り組みや意見、参加者のアイデアには、仙台というまち、そこに住む人がより豊かになるヒントが散りばめられていました。